その他

スピーカーは小さいほど邪魔になりませんが、小さな椅子の中に長時間居ると閉塞感が感じられ、ゆっくり映画やゲームを楽しめなくなります。又音場も小さくなってしまいます。 この為、寸法の決定には、長距離の移動でも快適なベンツのSクラスの室内寸法や、サラウンド効果が得られるぎりぎりの距離などを検討して、現在の寸法が最適となりました。 

専用のタッチペンはありませんが、Holts カラータッチ H-1 ホンダ車用 NH-512Z がほぼ同色です。 深い傷はパテ埋めしてから塗ります。 タッチアップ跡などが気になる場合は、上から同じHolts カラータッチ A-4 上塗りクリアを塗ると段差などが目立たなくなります。 

スタンドと本体とはベアリングを介して繋がっていますので、本体自体は自由に回転します。 しかし、自由に回転させるとスピーカーケーブルが巻きついてしまいますので、180度以上は回転させないように注意願います。

VRS-1やVRS-2でドラマを見たり、ミュージックビデオを聞いたりしている時、たまに音が頭の中から聞こえる事があります。 これを頭内定位と言い、ヘッドホーンではほとんどの音がこのように聞こえるので、慣れれば気にならなくなりますが、VRS-1 や VRS-2 ではほとんどの音が前方や周囲など頭の外から聞こえるのに、頭の中から聞こえる音があると不自然に感じます。 映画など、同じ画面中央で人が喋っても、実際の現場で映像とともに録音された音は頭内定位ではなく前方で喋っているように聞こえますが、実際の映像の撮影現場では無く、映像とは別にスタジオなど残響の少ない部屋でマイク1本で録音された音を、そのまま左右同じ音に振り分けて記録しているような場合に起こると思われます。 こんな時は頭を左右どちらかに傾けて聞くと、気にならなくなります。

スクリーンを見る時の目への影響は、見る画面の大きさより画面までの距離が問題と言われています。 これは、目の水晶体を調整する筋肉への負担が画面の大きさでなく、画面までの距離で決まるからです。  VRS-1 や VRS-2 の試聴は1m以上あり、パソコンや携帯を見るよりはるかに目への負担が少ないといえます。

このスピーカはパッシブスピーカで、熱源のアンプは内臓していません。
また、スピーカも視聴にはそれほど大きなパワーを必要としないので、ほとんど熱くなることはありません。
ただ、エアコンの風は内部に直接当たりませんので、スピーカ内部まで適温にするためには、早めに部屋を適温にしておいた方が良いでしょう。

腰当部には低反発クッションを使用するなど、クッションにもこだわっていますが、全ての方への対応は難しいです。
市販のクッションと入れ替えるなど工夫していただくことをお勧めします。

座面について、入口幅は約60cm、座面は肘掛を取れば幅訳70cmあります。 二人合わせて120~130Kgの大人二人でも寄り添えば座れる幅がありますので、かなり太ってる方でも座れます。
天井高はベンツSクラスやBMW8シリーズなどと同等の高さを確保しています。 ほとんどの人は大丈夫かと思います。

高さ調整リングを全て取りはずし一番低くしてもまだ高い場合、座面クッションを外せば子供でも座れる高さとなります。 それでも下には50mmものウレタン層がありますので、座り心地はは悪くありません。 座面クッションを使用せず座るのは、背が高く座高が高い方にもお勧めします。なを、耳の高さが大きく変わるので、AVアンプのスピーカ距離・音圧の再調整をお勧めします。

コンテンツに関して

VRS-1やVRS-2はAVアンプにより駆動されます。 すなわち、AVアンプで再生できるものはすべて、このスピーカーで聞くことが出来ます。 多くのAVアンプが、HDMIでの接続はもとより、光デジタル、オーディオ赤白ピン、USB、 LAN、 ブルートゥースなど多くの入力が可能で、各種オーディオ音源やドルビーアトモス、DTS:X などのサラウンド音源の再生が可能です。(詳しくは各AVアンプの仕様を参照願います。)

アンプの機能にもよりますが、通常はL/Rのスピーカとサブウーファで非常に広帯域の音を楽しめます。 また、AVアンプで音場処理を加えてサラウンドで楽しむこともできます。ここで、私のお勧めはAVアンプをDolby Surround モードにし、VRS-1/VRS-2をTVに向けずに、前に何も無い方向にして聞きます。そうすると、聞きなれたCDからも、新しい発見が見つかると思います。 

優れた音響技師による作品なら、5.1チャンネルでもこのスピーカで素晴らしい音場感を味わえます。 

セッティングに関して

手袋は、しっかり滑り止めの付いた手袋が良いです。 滑り止めには、ポリウレタン、ニトリルゴム、塩化ビニール、天然ゴムなどいろいろありますが、天然ゴムが一番しっかりスピーカーに密着して滑りません。 さらに、スピーカーを持った時に手袋が脱げてしまわないよう、手首をバンドで固定できるタイプが良いでしょう。

設計上は15度傾いても倒れませんので、想定される地震ではまず倒れません。 しかし上にお子様が乗ったりすると大変危険ですので、ご注意願います。

VRS-1で93Kgありますので、そのままでは持ち上がりませんが、多少の移動は一人が移動方向を軽く持ち上げ、もう一人が後ろから押すことによってずらすことが可能です。 大きくずらすには、カグスベールや薄型台車などを利用します。部屋を変える時は分解して移動しますが、3つに分解できますので大人2~3名で分解・移動が可能です。

日本の1950年以降の建築基準法では、床の積載荷重は1,800 N/m2 ( =183.5Kgf/m2 )以上となっています。 VRS-1 とラック、テレビ、アンプなどの合計重量が約150Kg として、約 3m2 程度専有しますので、183.5 x3 -150 = 400.5 Kg と、スピーカーやアンプなどの重量に加えてさらに体重400Kgの人が座っても大丈夫となります。同様に、VRS-W1/ SA-1852でもラック、テレビ、アンプなどの合計重量が約190Kg として、約 4m2 程度専有しますので、183.5 x4 -190 = 544 Kg と、スピーカーやアンプなどの重量に加えてさらに2人合計体重544Kgの人が座っても大丈夫となります。

VRS-1やVRS-2はAVアンプにより駆動されます。 すなわち、AVアンプで再生できるものはすべて、このスピーカーで聞くことが出来ます。 多くのAVアンプが、HDMIでの接続はもとより、光デジタル、オーディオ赤白ピン、USB、 LAN、 ブルートゥースなど多くの入力が可能で、各種オーディオ音源やドルビーアトモス、DTS:X などのサラウンド音源の再生が可能です。(詳しくは各AVアンプの仕様を参照願います。)

トレイはM5の6角ネジ2本で固定しています。 また左側にも同じダミーネジが付いていますので、ネジを外してトレイを取外したり付け替えができます。 なを、取外し用の6角レンチも付属しています。 
なを、トレイに付いている黒いマットはマグネットで付いていますので、取り外してトレイの背面に固定することが可能です。そのままでリモコンや携帯置き場として使用したり、取り外してカップトレイとして使用できます。 
トレイを左側にセットし、VRヘッドセット掛けとしても利用するのもよいかもしれません。なをこのテーブルはヘッドセット用に作ってませんので、使用時にはレンズに埃がたまったり、ヘッドセットのパッドの一部に負担が来ないような工夫をしたほうが良いでしょう。
左右のネジとM5インサートナットを利用してコントローラテーブルなどを自作されるのも良いかもしれません。

初めに脚部を設置位置に置きます。 次に高さ調整リングを適宜入れてから底部を脚部ポールに差し込みます(VRS-1)。
次に、ヘッドレストを蝶ネジで固定します(VRS-1)。 テーブルを左にする場合は付属の六角レンチを使用して左に付け替えます(VRS-1)。
クッションをセットし、座面高さを確認します。 変更する場合はリングで調整します(VRS-1)。
上部の前面左右に付いている勘合ピンを下部の受け穴に挿したあと、後面を溝にきちんと入れます。
最後に、上部内側から出ているケーブルを下部につなげて完成です。

VRS-1には高さ調整リングは20mm と30mmの2種類を付属しています。 使い分けることにより 0, 20, 30, 50mm の調整が可能です。(VRS-2はオプションとなります。)
体の大小、靴を履くかどうかなどに合わせて調整してください。

このスピーカは55~65インチの4K大画面TVの使用し、テレビ画面をスピーカ台の中心から1.0m~1.2m離して設置して使用することを想定して設計しています。
さらに大きいディスプレーの場合、映画館のようなスケール感が出ますが、スピーカとラックとの距離が離れるとともに、フロント・センタースピーカとの距離も離れるため、映像と音声の前後位置がやや離れてしまいます。 気にならない方が多いのですが、気になる場合はフロントスピーカとセンタースピーカは別のスピーカを使用するとよいでしょう。
小さいテレビの場合、没入感はやや減りますが、スピーカの音により世界観は広がりますのでこのスピーカの効果は十分得られます。 目が良くてTVの画面粗さが気になる人も、やや小さめの4Kテレビか8Kテレビを選ぶと良いでしょう。

VRS-2はすべてのスピーカが8Ω仕様となっています。 
7.1チャンネルアンプが推奨ですが、5.1チャンネルアンプを使用する場合, サイドサラウンドスピーカ2本を使用しないか、サイドサラウンドスピーカーとリアサラウンドスピーカーをペア接続して使用します。

VRS-1はすべてのスピーカが8Ω仕様となっています。 
11.1チャンネルアンプが推奨ですが、7.1チャンネルを使用する場合は、天井スピーカ4本を使用しないか、好みに応じて空いたスピーカをペア接続して使用します。
Surround + Height Front, Surround Back + Height Back などです。 

スピーカ背面からLスピーカ,Rスピーカ,サブウーファ用の3本、長さ各4mのケーブルが出ています。
又、3本のケーブルは最後に各スピーカー毎に分かれ、それぞれの+ / – の線の終端がバナナプラグとなる仕様です。 
バナナプラグ対応でないアンプ端子に接続する場合は、お手数でもケーブル端を剝き線処理願います。

このスピーカーはスピーカーユニットと耳との距離が近いので、小さなボリュームでも十分な音量感が得られます。 この為、例え数百Wのアンプで鳴らしても、通常の試聴時は数Wしか使いません。 なを、万が一スピーカーに大入力が入っても、全てのスピーカ毎に保護回路が付いていますので、大出力のアンプと組み合わせても安心です。

フロント・センター・サラウンド用にAVアンプ(VRS-1は12.1CH、VRS-2は7.1CH 推奨)が必要です。 サブウーファ用にステレオアンプを使用しますが、ステレオアンプは製品に付属しています。
AVアンプは4Ω対応が必須です。 出力はチャンネルあたり20W程度以上あれば、十分の音量で楽しめます。

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